丸山弘文選手特集 FC春日浦公式ホームページ


「キツイ時こそボールを動かせ!」


2006年──。
 FC春日浦は発足を迎え、初勝利をめざして戦っていた。だが、思うよりも勝利を挙げられず、体力的にも悲鳴をあげるメンバーの中で、しぶとくコツコツと、ひたむきに練習に打ち込む一人の選手が居た・・・。

 敗戦に次ぐ敗戦の中で、腐らず慌てず、黙々とシュート練習を行っていた一人の男こそ、マルラッティ#7だったのだ・・・。


──古参選手として低迷期を過ごしてきましたが、初優勝の時は、どう感じましたか?

「やっぱり楽しかった。勝つとすごく充実感があるから。帰りの地下鉄とか車のなかとかで『あぁ、勝ってよかったなぁ』ってしみじみ思う。勝つとチームの雰囲気もすごくいいしね。勝利の充実感を味わいたくてやってるっていうのはあるし、オレのなかでは勝つとテンションがあがってる。わかりずらいかもしれないけど(笑)。姿を消した山田君など、多数の古参選手は居たけど、優勝するまで頑張れば良かったのにと思ったよ。

試合後の帰りに両足が攣り、30分ほど路上に座り込んで居たら、自転車に二人乗りしていたカップルから、こむら返しで救済された事もあったよ。それほど、フットサルは厳しいスポーツなんだよね。」


────キツイ時間に、走らずにボールを人に預けるのは責任逃れですか?

「いや。そうじゃないよ。キツイ時間ほど、相手がキツイんだから、ボールを動かして、相手の体力を消耗するという考え方があるよ。俺の場合、傍から見たら良く手抜きだって言われるけど、全て計算した上での行動なんだから・・・」

2006年、結成当初のマルラッティは、とにかく危機感を募らせ、試合に出て結果を出さなければ選手生命が絶たれてしまうという焦りのなかでプレーしていた。その頃とは、また違った気持ちで、違う場所、違う舞台で活躍することを心待ちにしている。

▲TOPに戻る

創立90周年おかげさまでTOTO創立90周年ユニバーサルデザインエコロジーお客様との「きずな」 inserted by FC2 system